詩や童話で知られる宮沢賢治の生前に出版された児童文学の短編集「注文の多い料理店」の中の一編。童話としても『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』などとともに賢治の代表作として知られている。
あらすじ
ある時、二人の若い紳士が東京から山奥にやってきました。ぴかぴかの鉄砲と白熊のような犬を二匹つれて狩りをしますが、獲物は一匹も見つかりません。そのうち山の景色は不気味になり、連れてきた二匹の犬は泡を吹いて倒れてしまいます。山の中で帰る方向もわからなくなり困っている紳士達の目の前に立派な西洋造りの料理店が現れました。玄関の扉には「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と書かれていることに安堵し二人の紳士たちは扉を開けて中に入って行きました。
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